
【ビアジェ】売主の寿命で物件価格が決まる制度
フランスで行われている
高齢者に利用される不動産屋の売買契約
【ビアジェ】についてお話したいと思います。
まずは【売主】と【買主】についてですが
ビアジェの場合、売主は高齢者で買主は現役世代となります。
売主である高齢者が住居を売却する際に
「それでも住み慣れた家に生涯住み続けたい!」
という希望を叶えるための契約で
売却して、買主が所有権を持つことになるが、
自宅の引き渡し時期は売主の死亡時とされています。
なので買主は契約時に物件の所有権を持つことになりますが、
引き続き、売主を居住させて引き渡しのタイミングを待つということになります。
【支払いについて】
買主は不動産を購入する際に一時金を支払います。
一時金は法律で明確に定められている訳ではないのですが
一般的には物件価格の30%とされています。
一時金を支払ったあとは
買主は売主が死亡するまでの間、
一定額を年金のように毎月払い続けないといけません。
平均的な金額は約85,000円です。
こちらの金額は物件価格や一時金とのバランスにより変動します。
ビアジェという制度を利用することによって
売主のメリットは
物件価格は通常の不動産購入と比べて当然安くなります♪
しかし所有権は既に買主に移行しているため
物件の維持管理費や税金を支払うことがないうえに
毎月決まった金額のお金が買主から入ってくるというとても都合の良いサービスとなっている。
買主のメリットとしては
良質な物件が手頃な価格で所有できるという点が魅力的です☆
不動産価格が高騰している地域など、手に入れることが難しい物件でも
この制度を利用して不動産を所有することができます。
しかし、
買主が支払う金額は売主が「どれだけ長生きするか」によって大きく変わってきます。
もし、契約一年で売主が亡くなった場合は
一時金+1年分の一定額で支払いが完了し、物件が引き渡されるが
契約後20年生存した場合は一時金+20年分の一定額
を支払う必要があります。
なので、ビアジェの契約においては
交渉時に売主はものすごく元気な姿で現れることはなくて、
相手に対してもう先は長くないと思わせます。
一方で買主も身辺的な調査をしたりします。
近所の人たちにあの老人は普段元気かどうかなどといった聞き込みをするみたいです。
【実際にあったエピソード】
70歳の売主と40歳の買主がビアジェでの契約を締結し、
契約時、売主は年齢の割に老けていて
この老人はそこまで長くないだろうと買主は思っていたみたいです。
しかし、売主は世界最高齢のギネスに到達するほど長生きし、
買主は売主よりも先に亡くなってしまい、
買主は損をした形となったケースがあります。
フランスは日本と同じく高齢化社会で
高齢者の医療介護費用を抑えるためには
高齢者を現在の住居に住み続けさせることが最善なので
ビアジェという制度を活用してもらい、
医療介護の資金を捻出してもらうことが目的だそうです!
日本もこれからさらに高齢化していくので
空き家を使ったいろいろな制度が出てくると考えられています(^o^)/
和泉市 岸和田市 高石市