お部屋探しをしているときに
構造の欄で「RC」や「SRC」などという文字をよく見かけると思います。
間取りや設備にばかり目がいきがちで
構造にまで目を配れていない方が多いと思うのですが、
構造は住み心地を大きく左右するので
物件の構造についてとそれぞれのメリットとデメリットを今回はご説明したいと思います☆
まず、建物構造の代表例を4つご紹介します。
【W造/木造】
木造とは壁・柱・土台など建築物の強度を支える主な構造部分を木材によって作られた物件のことです。
木造は日本で多くから住宅を建てる際に用いられてきた一般的な構造で
日本の建物の役8割は木造で建てられているといわれています。
【S造/鉄骨造】
鉄骨造とは建物の重要な部分の骨組みに鉄骨を用いた構造のことです。
Sはスチールの略で木造の柱がそのまま鉄になったというイメージです。
鉄骨造のなかでも重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類に分かれていて、
鉄骨の厚さが6mm以上あると重量鉄骨造となり、ビルや高層マンション等大型の建物。
鉄骨の厚さが6mm未満だと軽量鉄骨造となり、一般住宅やアパートなどの小さめの建物。
に使われています。
【RC造/鉄筋コンクリート造】
柱など建物を支える重要な部分に設置された鉄筋の型枠にコンクリートを流し込んでつつくる構造です。
鉄筋とコンクリートを組み合わせることによって強度を出しているのが特徴的です。
【SRC造/鉄骨鉄筋コンクリート】
鉄筋コンクリート造に支柱として鉄骨をプラスしていて、
鉄骨造と鉄筋コンクリート造の特性をあわせもっているのでRC造よりもさらに優れた構造です。
それでは各構造のメリットとデメリットをご紹介したいと思います☺
【木造のメリット】
建築コストが低いため他の構造の物件に比べて比較的家賃が安く設定できるのが最大の魅力となってます。
さらに木造は木のぬくもりを感じることができ、吸湿性や断熱性に優れているため
夏は高温多湿になり冬は室内の空気が乾燥する日本の気候風土にとても合っています。
【木造のデメリット】
木造物件は通気性が高い反面、遮音性が低いので近隣の騒音などに悩まされる可能性があります。
あとは他の構造に比べて強度や耐久性が低いことがデメリットとなってます。
【鉄骨造のメリット】
耐震性が高く建物が倒壊する危険性が低いことです。
阪神・淡路大震災において、軽量鉄骨造の家が倒壊したという例がなかったほど耐震性の高さがあります。
もう一つは、木造に比べると格段に害虫が発生しにくいということです。
【鉄骨造のデメリット】
木造に比べると通気性•断熱性が低く
夏は暑くて冬は寒いので冷暖房を使用する頻度が高くなってしまいます。
断熱性が低いので結露が起こる可能性もあるので対策が必要となります。
【鉄筋コンクリート造のメリット】
耐震・耐火性に優れているので災害に強いことです。
法廷耐用年数が木造は22年・鉄骨造が34年となっているのに対して、
RC鉄筋コンクリート造は47年とされていてかなり長くなっています。
【デメリット】
木造や鉄骨造に比べて作業工程に手間がかかったり使用している材料が高いので
家賃が高めに設定されていることが多いというところです。
【鉄骨鉄筋コンクリート造のメリット】
たくさんある構造のなかで最も耐震性と耐火性に優れているということです。
さきほどの鉄筋コンクリート造も耐震・耐火性に優れていましたが
それよりも優れているということです。
【鉄骨鉄筋コンクリート造のデメリット】
鉄筋コンクリート造と同じく家賃相場が高めということくらいなので、
耐震性・耐火性などの安全面を重視する人にはぴったりかと思います。
以上が、物件の構造とそれぞれの違いです(^o^)/
家賃の安さを重視したいなら木造、など
人によって求める物件の条件は違うので
今回ご紹介した構造の違いとメリット・デメリットを理解して
希望の条件に合う物件探しに役立ててみてください(^^♪